2021.07.23 | コラム
以前、どうして足を組んではいけないの?
という記事を書きましたが
それ以外にも、気を付けなければいけない座り方があります。
普段の姿勢で腰痛などの症状を引き起こしてしまうことは多々ありますので
今回は気を付けなければいけない座り方、
そして実際どのような座り方をすればいいのかも
今回はお話したいと思います。
まずは椅子の座り方。
椅子に座った時の骨盤は、左右の骨盤(寛骨)で体重を支えます。
正常な状態では左右均一に体重がかかっていますが
足を組む、または左右どちらかに体重をかけて座ると
その上の脊柱は垂線上からはずれ、S字のような脊柱のカーブが出てきます。
長く負担をかけ続ければ骨盤、腰の筋肉に炎症が起きたりすることは
言うまでもありませんね。
足を組んだり、ひじ掛けに手をつきながらの座り方はやめましょう。
また、椅子やソファ、車の運転の際などに浅く座り
腰を丸めたような姿勢の方がいらっしゃいますが
その姿勢は大変危険です。
本来、腰は前のカーブをしているのですが
その姿勢は腰の骨がどんどん後ろに来させ、カーブがなくなってしまいます。
カーブがなくなると上半身の体重がダイレクトに腰にかかるようになるため
椎間板に負担がかかり、ヘルニアや坐骨神経痛の危険度が非常に高まります。
なので、椅子に座る際は腰のカーブを残し、背筋を伸ばした状態で座ってください。
しかし、今のように正しい姿勢で~とお伝えしても
曲がりが強くなってしまった状態ですと、その姿勢が逆につらいはずです。
当院ではそのような方には、椅子に座る際は深く座っていただき
お尻と背中を椅子につけて、座るようにしていただいています。
また、背中に丸めたタオルなどを挟んでもらい
カーブを助ける座り方もおすすめです。
次に、床に座る際の注意点ですが
横座りをする女性の方が多くいらっしゃいますが
これも大変危険です。
横座りした膝側の反対側に背骨が傾き
足が組んだ状態よりもより歪んだ状態になります。
骨盤という背骨の土台が傾くので、背骨がひどく歪んでしまうのです。
1番良い床への座り方は正座、もしくはあぐらです。
あぐらをする際は、お尻の下に少し高めに座布団を引き
足を一段下にしておくことがお勧めです。
こうすることで、足の重さで骨盤が立ち
腰のカーブを守る働きが生まれます。
最近ではテレワーク化も進み、自宅で仕事をされる方が増える一方
人の目が気にならなくなった分
楽な姿勢をとってしまう方も多くいらっしゃることでしょう。
このような姿勢に気を付け、ご自身の体を大切にされてください。
袋井市の整体・自然治癒力を高めるカイロプラクティック院
ゆうきカイロプラクティック