ゆうきカイロプラクティック

症例紹介の記事

膝痛とは?
膝痛は中高年層に多く見られる一般的な症状であり、スポーツや日常の動作の繰り返しによる負荷、姿勢不良、筋力低下などが原因で発症することが多いです。特に変形性膝関節症(OA)や膝関節の不安定性による膝痛は、整形外科的な治療や理学療法でも改善が難しい場合があります。今回の症例報告では、慢性的な膝痛を訴える患者に対してカイロプラクティック治療を実施し、症状が改善された一例を紹介します。


来院までの経緯
本症例は59歳の女性で、右膝に慢性的な痛みを抱えており、立ち座りといった日常の動作、正座ができないといった状況でした。また、介護の仕事をされており、体の昇降の際や長時間の仕事後に痛みが強くなることが特徴でした。整形外科での画像診断によると、変形性膝関節症と診断されましたが、特に大きな関節変形はなく、主に膝周囲の筋肉や靭帯のアンバランスによる症状であると判断されました。痛み止めや物理療法を試しましたが、効果が一時的であるため、新たな治療を希望して来院されました。


検査
初診時に行ったカイロプラクティック評価では、患者の骨盤と頚椎の位置異常、右脚の短縮、股関節の可動性の低下が認められました。加えて、膝関節周囲の筋肉(大腿四頭筋、ハムストリングス、腓腹筋)の緊張の不均衡や筋力低下も確認されました。特に頚椎の歪みが全体のバランスを崩し、骨盤の前傾が作られたことによって膝関節に負担をかけ、長期間にわたって膝痛が悪化している可能性があると考えられました。


治療計画
カイロプラクティック治療は、頚椎および骨盤サブラクセーションのアジャストメントを行い、体全体のバランスを回復することを主な目的としました。

 1.アジャストメント:頚椎および骨盤の矯正を週に1回の頻度で行いました。
 2.筋肉バランスの調整:骨盤周囲の筋肉、特に腸腰筋の緊張を緩め、筋肉バランスを整える施術を行いました。これにより、膝関節が過度に負荷を受けないようにしました。


経過と結果
初回の治療後、「膝が軽くなった」と感じ、痛みが和らいだと報告しました。2回目の治療後には、少し痛みは残るが、正座ができるようになったことが確認され、日常生活での膝の可動域も改善されている様子でした。6回目の治療終了時には、患者は痛みを大幅に軽減したと感じ、特に階段の昇り降り時の痛みが減少したとのことでした。最終的に、痛みの自覚がほとんどない状態にまで改善しました。


考察
本症例では、カイロプラクティック治療が慢性的な膝痛に対して有効であることが示唆されました。特に、骨盤の改善が膝関節にかかる負担を軽減し、痛みが緩和されたと考えられます。膝痛に限らずですが、膝関節そのものの問題だけでなく、骨盤や頚椎といった全く関係のないと思われるところからの影響も大きいことが多いため、全体的なアプローチが必要です。今回の治療では、膝の周囲だけでなく全身を確認し、調整を行うことで関節の機能が改善され、膝への負荷が軽減されました。
整形外科では膝が痛いということで、膝周辺を動かす、回すといった「痛みのあったところ」へのアプローチを行っておりましたが、改善しなかったということは、膝の痛みの原因はそこではなかった。つまり「痛みのある所に原因があるとは限らない」というケースだったと考えます。


結論
本症例報告では、カイロプラクティック治療が慢性膝痛の症状改善に対して効果があることが示されました。特に骨盤や頚椎の矯正、膝周囲の筋肉バランス調整が、膝関節への負荷軽減につながり、症状の改善に寄与しました。今後さらに多くの症例を集め、カイロプラクティック治療が膝痛に及ぼす影響についての研究が必要です。膝痛の治療において、局所的な治療だけでなく全体の姿勢やバランスを整えるアプローチが、慢性症状の改善や再発防止に効果的であると考えられます。

ご来院ありがとうございました。

袋井市の整体・自然治癒力を高めるカイロプラクティック院
ゆうきカイロプラクティック

2年間続く首痛

来院までの経緯
令和4年7月頃から首に痛みが出始める。雨が降る前になるとより首が重くなり、我慢できなくなり9月に整形外科を受診。週2回通院を9ヶ月間続ける。その日は少し楽になるが、次の日になるとまた首が痛むの繰り返し。
一向に変わらないので近くの整体や接骨院にも通ってみるがそれも効果なし。困っていたところ、友人から紹介されゆうきカイロプラクティックに来院。

検査
1,構造的検査
・立位分析では背中が丸まり、顔が前に出ている
・頚椎の右側の筋緊張
・右肩の可動制限
・右股関節の可動制限
・膝を左側に倒すと体が引っ張られる
・カテゴリー3の反応

2,機能的検査
内臓体性反射 腎臓の弱化 それに伴う胸椎12番の変位
僧帽筋反射 なし
神経学的反射 右下肢陽性
頚椎指標 左向きで陽性

3,精神学的検査
陽性

経過と施術内容
どこに行っても治らないとのことで診させていただくと、まず右頚椎5番目が強くねじれているのを確認。
身体全体の筋緊張も強く、可動域も少ない。
うつ伏せの検査では右足の力が全く入らない。しかし顔を回旋させると右足に力がはいる。
頚椎の問題が体に出ています。
まずは全身の流れを整え、右頚椎5番を調整。すると右足に力が入るようになる。
しかし、全体を通してみると根本的原因は骨盤にあるとの指標がでてるため、PI変位を調整して次回の予約をし初回は終了。

2回目の来院時には毎日痛かった首の痛みが1週間痛くない日が続いたと報告。
しかし、1週間後には再び首の痛みが出始める。
再びいくつか検査を行うとやはり首に問題が出る。右足にまた力が入らなくなっている。
初回時と同じような指標がでているため頚椎5番を調整。再び力が入るようになる。
骨盤も調整を行い、2回目の施術を終了する。

2週間後に3回目の来院。首の痛みの程度が3割程度に軽減していた。しかし、今度はアゴに痛みが出始める。アゴは骨盤と密接な関係があるため、徐々に体の反応が首から本来の骨盤の影響が体に出始める。
しかし検査をするとまだ頚椎に問題あり。再び調整を行い終了。

4回目の来院時には首の痛みがなくなっていた。しかし今度は腰痛が出始める。
頚椎の問題はなし。ようやく本来の問題が体に出始める。
様々な体のサインに従い、骨盤を調整し4回目は終了。

そこから5,6,7回と施術を繰り返して行うと腰痛も解消。お悩みだった症状も改善されたので今回はここで終了となりました。

考察
整形外科では首が痛いということで、首を伸ばす、動かす、回すといった「痛みのあったところ」へのアプローチを行っておりました。
しかし改善しなかったということは、首の痛みの原因はそこではなかった。
つまり「痛みのある所に原因があるとは限らない」というケースだったと考えます。

長い期間首に影響があったためか、何回か調整を行う必要がありましたが
結果的には骨盤が原因で、体がかばってその分首に逃がして
首に痛みがでるということで異常サインを体が表していました。
体が変わっていく段階で、違うところに症状(腰痛)が出始めたのは
首に影響がいかなくなり、そのサインが骨盤の問題を表し始めた分岐点だったと推測します。

「あんなに色々回って2年も悩んだのに、数回で良くなって本当にびっくりしています」

とご本人とご家族の方もびっくりしており、カイロプラクティックをやっていて良かったなと嬉しい気持ちになりました。

痛みがあるところを調整するわけではないので不思議に思う方もいると思いますが
こういったことが起こるのが人間の体です。
首の痛みだけではなく、腰痛、肩こり、頭痛といった症状もそんなところから?と私自身びっくりすることも多々あります。
症状に惑わされず、その方の「本当の原因」を追究していくことを忘れないように、これからも精進していこうと思います。
ご来院ありがとうございました。


袋井市の整体・自然治癒力を高めるカイロプラクティック院
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ヘルニアの手術後からの膝の痛み

〇来院までの経緯
25年前から腰痛があり、病院で診察を受けると腰椎椎間板ヘルニアと診断。その後腰椎5番の椎間板ヘルニアを手術。予後は良かったが、しばらくすると首に痛みがでて手にしびれが出始める。さらには膝に痛みも出始め、病院で頚椎のヘルニア、変形性膝関節症と診断。あまりに色々な症状が出てくるため、近所の神社でお祓いに行った際に神主様が当院の患者様で、そちらからご紹介を受けゆうきカイロプラクティックに来院される。

〇検査
1,構造的検査
・頚椎の右側の筋緊張
・頸椎
・両肩の可動制限
・両股関節の可動制限
・膝を内側に倒すと左膝に痛み
・カテゴリー3の反応(体の状態を3段階のカテゴリーに分ける)、腰椎への負担が強い。
・仰向けで手のしびれが強くなる、枕を高くするとしびれの軽減。

2,機能的検査
内臓体性反射 腎臓の弱化 それに伴う胸椎12番の変位
僧帽筋反射 なし
神経学的反射 右下肢陽性
頚椎指標 左向きで陽性

3,精神学的検査
陽性

〇経過と施術内容
初診時は、まず本来の体の状態を把握するためいくつかの防御反応(かばう姿勢)を検査。慢性化した長期間に及ぶ体全体のねじれ、緊張が強くでているため体が疲労困憊の状態。腎臓の反応が強く出ているのでそこへアプローチ。

検査を重ねると、ねじれが1番強いところが首の反応としてでているため、頚椎5番へのアプローチ。そこから右下肢に力が入るようになる。
その他腰椎に負担がかけている骨盤や大腰筋の施術を行い初診時は終了。
2回目の来院時には首の痛みの消失。腰痛と膝の痛みも軽減していたが、日が追うにつれ痛みがまた増してくる。頚椎の反応は出てこなくなったため、前回同様に腰椎、そして骨盤へのアプローチ。
3回目の来院された際には膝の痛みは消失。ただ首痛と頭痛が出るようになったとのことで再度全身の検査。しかし首に問題はなく、腰の影響もそこまで出てこなくなったので骨盤と胸椎へのアプローチ。
5回目の来院時にはすべての症状がほぼ出なくなったのでここで終了。

〇考察
膝が変形していてリハビリ等を行っても変化なし。
しかし施術後に膝の痛みがなくなったのは、問題が膝ではなく、違う場所に原因があったと考えられる。痛みがある場所に問題があるというわけではなく、今回は骨盤の関節(仙腸関節)の部分が原因で様々なところの神経の流れが滞っていた。

神経が圧迫されるほどの背骨の歪み(サブラクセーション)が起こると、体に機能不全が起こる。例えば手に力をいれる、指を動かすなどと言った運動機能、触ったものを感じる感覚機能のほか、無意識に動かしている内臓の働きや、傷が勝手に治っていく自己治癒能力など、体にはそれぞれの部分で役目がある。これを命令しているのが脳であり、伝えるのが神経だ。

神経は背骨の中を通り、24個の背骨に守られながらその間から各部分につながるようになっている。これがねじれにより圧迫を受けると命令に滞りが起こる。これが起こってくることで体は機能不全を起こしていき、いくつかの症状が現れるようになる。

特に骨盤というのは人間の上半身を支えている部分。つまり家で例えるなら土地。
その土地が傾いたことにより、背骨が不安定性が生まれ、それを筋肉が支えなければならず、それが結果として腰、首、膝に痛みが出ていたものと考えます。

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磐田市在住の50代女性。
調子の悪い方がいるので1度診ていただきたいと
患者様からのご紹介で来院されました。

上から下まで様々な症状がでており
身体全身が力が入らないような状態。
大病も何度も経験され、体中が悲鳴をあげていました。

カイロプラクティックは、体の異常や病気の原因は
背骨のねじれによる、神経圧迫が起きた状態。
これにより神経の乱れが起きることで
体に多くの機能異常が出ていることと考えています。

曲がっているところをボキボキしたり
固くなっているところをマッサージするような整体とは異なり
神経圧迫が起こっている箇所の背骨を調整し
頭からの命令を体中に届きやすい状況を再構築することで
本来もつ治す力(自然治癒力)が働き
本人の力で体を改善させていくというのが
カイロプラクティックの考えです。

実際に患者様の体を診ていくと
神経に流れが滞っている部分がいくつもあり
「体が危ない」というサインがいくつもでていました。
環境の変化にも対応できない状態でしたので
天気が悪くなりそうになると頭痛もでたりもしていました。

体があまり強くないので
こういった方は強い刺激の施術はかえって危険です。
いくつも検査を重ね
ここだ、というところをアプローチし
あまり刺激を与えすぎないような施術をしていきました。

回数を重ねるごとに、徐々に症状が緩和していき
頭痛や肩こり、首や腰の痛みもなくなり
天候の変化で頭痛が出ることもなくなっていきました。
以前より体力もついてきたため施術もしやすくなり
今は定期的にメンテナンスにご来院されています。

病気や痛みが起こる前の「0次予防」を目指して。
ご来院ありがとうございました。

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袋井市在住の70代女性。
多くの自律神経の乱れが起こす症状でご来院されました。

1年前に血圧が200まで上昇し
頭痛やめまいを発症。
病院に行き、いくつも精密検査をしましたが
検査結果は異状なし。
血圧を下げる薬と痛み止めを処方されますが
その後も喉のつかえ、発熱、息苦しさ、動悸、耳の閉塞感など
多くの症状を発症していきました。

病院にいっても異常はなし。
しかし、症状はあるから体はつらい。
もうこれは神頼みしかないと、
近所の神社でお祓いを頼みにいったところ
たまたま神主様が当院に通われている患者様で
お祓いより先にこちらに行った方がいいと紹介され
ご来院されました。

検査をすると、まずは背中のカーブが非常に強い。
胸のつかえや呼吸器系、心臓への負担は納得できます。
ではなぜそうなっているのか?
単純に曲がっているから
その箇所が悪いということではありません。

西洋医学の検査では異常がなくても
症状がでているということは
何らかしらの問題があるわけです。
体の内側から発する
その体の声を聴き逃さないように
手を通してどこに問題があるかを探していきます。

実際に問題が背中ではないことがわかったため
原因箇所を施術。
すると、2回目のご来院時には
胸のつかえが軽くなり
回数をかさねていく度、症状が改善していきました。

まだまだこれからも元気に過ごしていきたいため
今も定期的にご来院されております。
車でも虫歯でもなんでもそうですが
やはり無理をされたり、それをそのまま放っておくと
数年後、数十年後に表れますね。
早いうちのケアは重要だなと改めて実感しました。

ご来院ありがとうございました。

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