2022.11.02 | コラム
「妊娠してから腰痛がひどくて」
「出産後から今までなかった生理痛が出るようになりました」
など、当院には妊娠中、もしくは出産後のお母様がお悩みを抱えてご来院されます。
女性にとって妊娠、そして出産は体に大きな変化が起こります。
赤ちゃんが育ちやすい環境に整えるための変化、
出産しやすくなるための骨盤の変化、
そして出産後の赤ちゃんを育てるための体の変化など
それはまさに母親になるための、人間の神秘といえるでしょう。
しかしその変化に伴い、体には多くの負担がかかります。
それは骨や筋肉だけでなく、ホルモンや体内環境にも影響が起こります。
妊娠後期にかけ、徐々に恥骨の結合部分が緩んでいきます。
それは赤ちゃんが出てきやすくなるための女性特有の骨盤の変化です。
しかし骨盤が開きやすくなる反面、背骨の支えが不安定になります。
それにより腰や肩の筋肉に負担がかかり、腰痛や肩こり、
また顎の痛みや偏頭痛などの症状が出ることがあります。
月日がたつほど体重も増加していきますので、
骨盤にかかる負担はさらに増えていきます。
そしてそれは母親の体の負担だけでなく、赤ちゃんへの負担にもなります。
恥骨が緩んでも歪みが強いと骨盤がうまく開かない
=産道が開きづらくなるので、スムーズな出産が行われにくくなります。
母子共に負担がかかってしまうので、妊娠前、
もしくは妊娠中の方は骨盤を整えておいたほうがいいでしょう。
また産後は、今度は開いた骨盤がうまく固定されないと
上記のような症状が出たり、女性ホルモンの乱れから
月経痛・月経不順、ケアせずに年数を過ごしていけば
更年期障害なども併発する可能性が考えられます。
産前の方は赤ちゃんに必要な体づくりを、そして産後は赤ちゃんを育てる、健康に過ごすためのお母様の体づくりをしていくことが重要です。
袋井市の整体・自然治癒力を高めるカイロプラクティック院
ゆうきカイロプラクティック