ゆうきカイロプラクティック

背骨は本来、正面から見て真っ直ぐなのが正常です。
これが側方(左右)に曲がってしまった状態の事を側弯症と言います。
側弯症は、特別な原因なく発症する特発性側彎と
生まれつき背骨が曲がっている先天性側彎、
他の病気に伴って起こる病原性(症候性)側彎に分けられ
一般的にはコブ角という彎曲の度合いの指標を用いて診断します。
オリンピックでの活躍が記憶に新しい
ウサイン・ボルト選手も側弯症であると言われています。
原因不明に発症する特発性側彎は、特に思春期の女児に多く見られます。
無症状であることも多く、大人になってから側弯症に気が付くこともありますが
小中学校の健康診断などで、お辞儀をして左右の肩や肋骨の高さの違いから
背骨の彎曲を調べる「モアレテスト」という簡便な検査を行い
早期発見に努めています。
側彎は成長に伴って進行することが多く、早期発見・早期治療が重要で
重度の側彎では腰痛以外にも、神経が圧迫されることで下肢に症状が出現したり
内臓が圧迫され消化器や呼吸器障害などの異常が出現することもあります。

今回ご来院くださったのは女子中学生。
5回の施術後、レントゲンを比べると
角度が10度近く減っていました。

レントゲンを見ると
骨盤の関節面(仙腸関節)が正常に近づいてきており
こういったことが原因で
側弯を起こしていくのではないのかと推測されます。
特発性側弯は、成長期の負担が体にかかって起こるのでしょう。
西洋医学では症状や背骨の状態に応じて変形した骨を削り
神経の圧迫を取り除く「除圧術」や
自らの骨や金属を用いて背骨を固定する「固定術」という術式などが行われます。

結果には必ず原因があります。
側弯にも、側弯にならなければいけない原因が潜んでいます。
身体は無駄なことはしません。
必要に応じて体を正常に保とうとしている「反応」です。

西洋医学では効果がなかった、メスは入れたくない
そのような想いを抱えていらっしゃる方は是非1度、ご相談ください。


袋井市の整体・自然治癒力を高めるカイロプラクティック院
ゆうきカイロプラクティック